一人っ子の苦悩

一人っ子 子なし 独身

人生100年らしいですけど、そんなには生きたくないと思う今日この頃。健康でお金の心配もなく、楽しい仲間に囲まれての大往生なら良いですけど、そうなるとは思えません。
私は一人っ子で、母が高齢出産(38歳)でした。子供の私は、母親が同級生のお母さんたちよりだいぶ年上であることを、残念に思ったことはありません。兄弟がいないことを寂しく思ったこともありません。親に守られている子供のうちは、一人っ子のデメリットなんて分かりませんでした。
晩婚化、一生独身の女性も増えている昨今、私のような方も増えているのでは・・・?

子供の行く末は親次第?

もし兄弟がいたら・・・結婚していたら・・・子供がいたら・・・と考えることがとても多くなりました。親が高齢出産という事は、親の介護も同世代の人より早く始まるという事。いつまでも元気でいてくれたらそんな心配ないのですが、人生どうなるか分かりません。
更に、一人っ子で独身だと頼れる人がいないので、すべて一人で背負いこむ事になります。私の場合、これに加えて住まいが借家だったので大変でした。もひとつおまけに、両親は無年金・無収入・資産なし。老後の備えはゼロ。母の介護は父に任せて私は仕事。私と言う子供が存在する以上、生活保護は受けられず私の貯金を使い果たし、どうにもならなくて限界を感じました。父が認知症ではないかと疑いを持ち始めた頃、借家の老朽化で取り壊しになるため引越しを余儀なくされ、恐れていた通り認知症が急に悪化し、最悪な事態となりました。介護離職も考え、どん底でした。死んだ方がましだと毎日思っていました。

考えても仕方ない

せめて老後の備えくらいしていてくれたなら、私の貯金がなくなることはなかったのに・・・と、親を恨んだこともあります。自営業だった父は、年金保険料は払わないくせに、取引先や親戚との食事会には大盤振る舞いで、趣味のゴルフにもお金を掛けていました。私が大学生になる頃、将来に備えているとは思えなくて、いずれこの両親を私が面倒見ることになるんだろうな・・・と思うようになりました。となれば、私が稼いで扶養するのだから、結婚はできない。一生、独りなのを覚悟しなくてはいけない・・・と、何となく思っていました。でもそんなの遠い将来のことで、まさか死にたくなるほど辛いものだとは思っていませんでした。
もし兄弟がいれば相談できるし、助け合えるし、大人になってからは「一人っ子は何も良いことがない」と考えるようになりました。いないものを考えても仕方ないのですが、ついつい、思ってしまいます。ただ、兄弟がいる人からは「いない方がマシな兄弟もいるよ」と言われましたが(^^;

どうやって生きるか

色々あって今は一人。まだ死ぬまでに何十年かあるので、どうしようか。やっと手に入れた念願の一人暮らしなのに、家族はいない、大切な人がいない人生。どうせ生きるなら楽しく生きたいけど、結局、甲斐性がないばかりに親の晩年をみじめなものにしてしまった私には、幸せになる権利なんてない。なのに、心穏やかに楽に死にたいという、贅沢な事を考えてしまいます。
孤独に苦しみながら生きる私を見て、両親はどう思っているのか。産み育ててくれた恩を忘れ、親に楽をさせてあげられなかった私を、怒っているのか許してくれるのか。もう確認する術はないからどうしようもないけどね。
無理やりにでも気持ちを前向きに、明るく行こうと決心しても、30分後には凹んでいる毎日です。

こうしてブログに綴ることで、自分の気持ちを確認したり、整理したり。懺悔の場でもあるかな。

それでは、今回はこの辺で。

自己紹介
この記事を書いた人

ピアノ、洋菓子作り、漫画・アニメが趣味だった戌年生まれの独身です。愛知県在住で、育児用品を扱う仕事をしています。平社員なので生活はギリギリですが、ゆる~く節約しつつ、ストレスをためない生活を心掛けています。父親が無年金・無収入・無資産・認知症だったため、なかなかの修羅場を経験しました。今は平穏ですが、墓じまいのための資金を貯めているところです。

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